私立高校無償化とは ~大田区・川崎・横浜 学習塾 プールダック〜
我が子の進路を考える時に考えさせられる都立・私立の選択。そこでよく聞く「私立も無料だからね!」という声や、街中で目にする【2024年4月から都立私立高校の授業料実質無償化へ!】というポスター。
これって本当に...
「都立も私立もタダで行けるってこと?」
「お金一切かからないの?」
「実質ってなに?」
と思っている方いらっしゃいますよね。
今日はざっくりではありますが、【私立高校無償化】の中身をお伝えしたいと思います。
※今回の内容は東京都在住の方のお話です※
実は2010年より高校の授業料等の就学支援はありました。ただ様々な条件により支援の対象外になる家庭が多く、その後も制度の改定が繰り返されました。
2020年4月~
都立は国の支援により授業料が無償化。私立については世帯年収910万円未満の家庭を対象に、平均授業料47万円を上限に支援が始まりました。つまりこの時点でも年収910万円未満までの世帯には現在と同様に助成がされていました。
2024年4月~
東京都では私立高等学校等授業料軽減助成金事業が開始され年収制限が撤廃、世帯収入が910万円以上の家庭も対象となり、全国の高等学校等就学支援金制度と合わせて都内私立高校平均授業料相当の助成を受けることができるようになりました。これが【年収制限撤廃!実質無料!】ということなのです。(保護者が都内在住であれば都外の私立高校に通っていても対象となります!)つまり世帯収入が910万円未満の家庭に対しては、今までと特に変わりはありません。
ここで注意していただきたいのが助成されるのは“授業料”であること。
実質無料と言われるとタダで私立高校に行けるかのように聞こえますが、実際無料になるのは授業料のみ。入学金・教科書代・制服代・施設費・修学旅行代・学校納付金等は各家庭での負担となります。金額は学校によって異なりますが、入学金だけとってみても、都立5650円・都内私立平均251,637円と公立に比べて私立の方が高くなるので注意。進路選択の際には把握しておくことが必要です。また、東京都の私立高校に通っていても、保護者が都内在住でなければ対象外となります。
いずれにせよ、この支援によって保護者の負担は減り、子ども達にとっても都立・私立の選択の自由が広がります。我が子に合った学校選びは親としてはかなり慎重になるべきところ、考えても本当によかったかどうかは学校生活を送らないとわかりません。それでも悔いのないよう、子には勉強を頑張ってもらい、親は学校の情報収集に力を注ぎたいですね。プールダックの各室長、各社員は学校訪問し情報を収集、共有できるよう日々努めています。お子様に合った学校を親御様と共に見つけて参ります。
POOLDUCK 田中比奈子
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