学校訪問記2023 vol.7~蒲田 川崎区 幸区 鶴見区 港北区 学習塾~
こんにちは。POOLDUCK京急蒲田校の佐久間です。
さて、今回も私立学校に訪問して参りました。(参考:学校訪問記 vol.1 vol.2 vol.3 vol.4 vol.5 vol.6)
今回訪問した学校は…
「聖ヨゼフ学園」です!
最寄駅はJR線、京急線「鶴見駅」よりバスで5分ほどになります。(徒歩だと20分ちょっとかかります。坂道が多く、若くない私はバスを使いました…)
敷地内に小学校、中学校、高等学校がまとまっております。
校門や学校名の通り、キリスト教系の学校になります。まず訪問した時、学校の先生のあいさつが「ごきげんよう」だったのが驚きました。不慣れな挨拶だったので「おはようございます」と返してしまいました…
【教育方針】
創立は1948年で、「信仰・希望・愛」の校訓のもと2020年度より共学校になりました。
創立以来、1学年2クラス体制を徹底しております。教頭先生に伺ったところ、創設者がアメリカの地方の少人数の学校出身で、その良さを味わってもらいたいからとのことでした。少人数規模の学校だからこその利点、欠点も両方あると正直におっしゃられたのが印象的でした。
現在は国際バカロレア(IB)の認可を受ける予定で、英語はもちろん、真のリーダー教育を目指した「探究教育」を積極的に行っています。
高校では「総合進学」「Advanced English(AE)」「Inquiry-based Learning(IL)」3コース制をとっております。
総合進学は幅広い進路に対応できるよう、自由選択科目が多く取ることができます。月~金は原則登校、土曜日は講座や検定など自由に選択可能となっております。
AEは「英語を伸ばしたい」生徒向けのコースです。卒業時にCEFR B2(英検準1級程度)の英語力をつけさせることを目指しており、英語の授業はall English で行います。隔週土曜日に授業もあり、また、理系の生徒もAEを選択可能になっております。
ILは「探究に基づいた学習」ということで、自ら学校生活の中で課題を見つけ、情報収集や分析を行いながら結論をまとめ、表現する学習を行っていきます。最終学年で「マイプロジェクトアワード」に参加を予定しているということで、未来型の学びを実践するコースになっております。
【進学実績】
卒業生の多くは四年制大学を希望しており、キリスト教系のつながりで上智大学や白百合女子大学(制限なし)、立教大学や青山学院大学等に多数の合格者を出しております。
また、昨年度は医療系の進学者が例年よりも多かったようです。
【入試について】
中学入試では、今年度より国語の聞き取り問題が廃止になるということです。作文などの表現力・思考力を求める問題も出題されており、対策は必須になります。算数・理科・社会は例年通りの出題になるとのことでした。市立川崎中を意識した受験も1日午後に行っておりますので、公立中受験者は練習で受験するのもおすすめです。2クラスのため枠が狭いと敬遠されがちですが、出願者も多くはないため倍率は1.5倍程度と考えてもよいかもしれません。
高校入試では今年度から男子の受け入れを行いました。高校入学者は男女半々の結果になりました。募集枠について男女の人数枠はありません。入学基準については単願で9科34または5科18または3科12(英+国数理社の中4つから2つ)、併願(書類選考)は9科36または5科20または3科13(英+国数理社の中4つから2つ)になります。加点項目もありますので是非ご相談してください。オープン入試は2/12を予定しているとのことです。
【感想】
こじんまりとした雰囲気の学校ですが、先生方の温かさを所々で感じることができました。新しい学びをとりいれつつ、本来最も大切な温かみのある非常にいい学校だなと感じました。
余談ですが、体育祭は伝統として学年対抗で行うということで、中1vs高3なんていうこともあるようです。高3、高2は女子のみにもかかわらず優勝・準優勝をしたということで、力だけではなく技術なのだというところを見せつけていたそうです。
今回のレポートは以上になります。
また次回の訪問記をお楽しみにしていてください!
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