71(大田区 蒲田 川崎区 幸区 塾 プールダック)
こんにちは。
大田区・蒲田・川崎の学習塾POOLDUCK穴守稲荷校室長の佐久間律です。
先日あげた山ブログに記載した通り、北海道遠征から中1日で再び山へ行ってきました!
素晴らしい眺望です。
今回行った先は、長野県・富山県の県境にあたる北アルプスの五竜岳(標高2,814m)。
大学時代に登頂する予定だったのですが、体調不良者が出たため、その時はやむを得ず断念することに。
大学を卒業したときから
「絶対すぐ登ろう!」
と思っていたものの、だいぶ時間が経ってしまいました笑
当時とコースは違うものの、この先の写真を見れば分かると思いますが、かなりの充実さです!
では、少しずつ紹介していきましょう。
登山口までは写真のようなテレキャビンに乗って一気に高度を稼ぎます。
五竜岳に最短で登るにはコレしかないので、文明の力に頼りました笑
一番最初の写真は、登山口からすぐの場所で撮ったもの。
樹林帯を歩く必要がないため、良い景色を眺めながら登れるのが最高です。
前回の山ブログで出てきた「カール」というのはまさにコレ。
写真中央に向かってV字のように地形が成り立っているのがわかります。
この形こそが、氷河が削れてできたカールです。
予定していたコースタイムよりもだいぶ早く登れたため(相変わらずです笑)、昼には山頂に着きました!
台風の影響で山頂の標識がなくなってしまったとのこと。
木のプレートが折れた木の隙間に刺さっているという斬新さに、ちょっぴり笑ってしまいました。
ただ、山頂からの眺望は絶景です。
岩の殿堂と呼ばれる剱岳(標高2,999m)。
国内屈指の危険度を誇る山ですが、岩場では渋滞ができるほど人気があります。(私も学生時代に登りました!)
この山は、学生時代に五竜岳と一緒に縦走するはずだった鹿島槍ヶ岳(標高2,889m)。
画像中央の山頂から左下に向かって歩いていくコースも、なかなか危険です。
さっきから危険危険ばかり書いていますが、もちろん私が登った五竜岳も登り応えのある山でした。
五竜岳山頂へは、手前の五竜山荘に荷物を置いてサブザックでアタック。
「どこ歩いてるの!?」
と感じると思いますが、普通の登山道です笑
山荘の手前にも厳しい岩場がありました。
高度感がスゴイですね!
足場とグリップを確認しながらガシガシ登っていきました。
岩場登りは慣れっこのため、本当に楽しかったです。
テント場に戻ってきたら、山頂でのんびりしている間に物凄い数のテントが張られていました。
カラフルなテントがたくさんです。
地図の表記では30張と書かれていましたが、この日は確実に50張近くあったと思います。
台風が来る前の9月最初の土日。
五竜岳の人気がうかがえますね。
この山荘は、山荘の両サイドが切れ落ちているため、常に周りの山が見える状態。
しかも西向きということもあって・・・
18時過ぎ。
山に夕陽が沈んでいく瞬間をとらえました。
幻想的な瞬間に小屋泊の人もテント泊の人も大歓声です。
夕陽に照らされる山荘と登山客。
「今日も1日頑張りました。来てくれてありがとう。」
と言われているかのような景色に、思わず見とれてしまいました。
翌朝。
5時前に山荘を出発した私は、日の出までにある程度の箇所まで進もうと、朝から尾根を元気に歩き出します。
雲海から富士山が顔を出しています。
オレンジ色の光がぼんやりと照らしている様、見ごたえがありますね。
そして、お待ちかねの日の出です!
ここまでハッキリと日の出を見るのは久々でした。
曇っていたり、朝はまだ樹林帯の中いたりと、ここ最近の登山ではお目にかかることがなかった朝日。
いつ雲海から顔を出すか、まだかまだかと一人でウズウズしていました笑
おかげさまでテンションの上がった私。
「牛首」と呼ばれる岩場の危険地帯が目前にも関わらず、ちょっと遊んでみました。
太陽を捕まえました!!
いわゆる「インスタ映え」じゃないですか?笑
といって遊んでいたのも束の間、危険地帯の牛首がやってきました。
鎖はあるものの、道は斜めで不安定。
もちろん、左に行ったら滑落です。
落石をしないように歩を進めます。
振り返ると、なお凄さが伝わると思います。
これを最初に道にしようと考えた人には、頭が上がりません。
前方から団体さんがやってきました。
私は一人だったため、岩場で待機。
ロープやカラビナ(ロープと鎖をつなげるための道具)を使って着実に降りてきていました。
安全登山ですね。
ただ、すれ違う度に
「そんな荷物持ってもうここまで歩いてきたんですか!?」
と言われました。
五竜山荘から私が向かっていた唐松岳山荘までのコースタイムは2時間半。
この牛首は、唐松岳山荘からすぐのところにあります。
まだ時間は6時半を回っていませんでした。
日の出を見てテンションが高かったせいか、写真を撮って遊んでいたにもかかわらず、1時間半弱で唐松岳山荘の手前まで来ていたようです。
写真で一番高い山が五竜岳。
あの山のちょっと下にある山荘から1時間半でこの景色が見られるところまで歩いてきました。
人間やれば出来るものですね笑
無事唐松岳山荘に到着した私は、荷物を置いて山頂へ。
この日も素晴らしい快晴でした。
看板の真上には先程も書いた剱岳。少し左にズレたところにある三つのポコポコが立山三山(最高峰は標高3,015m)。
長野県と富山県に跨る北アルプス北部に位置する二つに出会うことが出来ました。
360度すべてに眺望があったため、周りの登山客と地図を広げて
「アレが何山でアレが何で・・・」
と、ずーっと話していました。
若い女性2人組の方にも
「どれが何山ですか?」
と聞かれたため、丁寧に説明。
同じ景色を山仲間と共有する時間は、本当に楽しいです。
もちろん、この山も見えました!
かなりぼやけていますが、写真中央にかすかに富士山がそびえ立っているのがわかります。
日本のシンボル富士山。
アルプスであればどこからでも見れるのが魅力ですね。
山頂でのんびりした私は、目的を果たし名残惜しみながらも下山開始。
相変わらずのハイスピードで、周りの登山客から驚きの視線が笑
ただ、欠かさず挨拶をしていたため、年配の女性グループの方々から
「爽やかでいいわね~!」
との声を頂きました!
こんな荷物背負ってこんな格好している人に対して爽やかとは・・・
なかなか面白いものです笑
下山中にたどり着いた八方池。
青空が湖面に反射し、キレイな池を作り出しています。
ここまでは登山道も激しくないため、一般観光客も数多くいらっしゃいました。
この湖に背を向けて振り向くと・・・
真ん中に山がデコボコ三つ見えるのがわかりますか?
左から白馬鑓ヶ岳(標高2,903m)・杓子岳(標高2,812m)・白馬岳(標高2,932m)と、北アルプスを代表する白馬三山が並びます。
白馬岳は百名山にも指定されており、真夏でも融けない大雪渓(お酒にもありますよね)が有名。
この三山を縦走すると、山中にも関わらず白馬鑓温泉という温泉に入れる山小屋があります!
いつかここにも訪れたいものです。
北海道遠征と違って、今回は1人・・・の予定でした。
何枚か出てきた私の写真、気になりませんか?
1人だったら、私の写真撮れませんよね。
実は、最初のテレキャビンに乗るため並んでいる間に、偶然隣にいた女性と仲良くなり、五竜岳は一緒に登ったんです。
彼女は五竜岳を日帰りで踏破するという強行プラン! ←健脚でないと無理です
日帰り用荷物の方と亀の甲羅を背負った私が同じペースで登るの、いかに大変か想像つきますよね笑
全身から滝のような汗をかいていた私に対して、彼女は程よく汗をかく程度。
周りの登山客もビックリしていたと思います笑
一緒に登りながらあーでもないこーでもないと、色々な話をしました。
同じ山好きであれば、話も尽きません。
この山ブログの話もしたので、見ていてくれると嬉しいですね。
そんな新しい出会いもあった今回の山行によって、百名山登頂数は71に!
目標だった70に到達しても、私はそこでやめません!
さらに上を目指します!
10月も72座目を狙う計画を立てました笑
うまくいけば、次回のブログでは紅葉を皆さんにお伝えできるかもしれません。
では、次回の登山ブログもお楽しみに!
日本百名山制覇まであと29
大田区・蒲田・川崎の学習塾POOLDUCK(プールダック)
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