寒さの中の歓喜(大田区 川崎区 塾 プールダック)
こんにちは。
POOLDUCKの佐久間律です。
前回に引き続き、北海道山行のお話を。
ヒグマの巣窟である羅臼岳(標高1,661m)を制した私は、車を飛ばして斜里岳(標高1,547m)へやってきました。
斜里岳はコース途中に沢登りをする地点があり、ただの登山とは一味違うと聞いていたため、登る前からテンションも上がりっぱなし!笑
ただ、当日の悪天候予想と前日までの雨によって川の増水が心配されたことから、今回は沢登りを回避。
別ルートから普通の登山道を登る選択をしましたが、眺望もあまり良くなかったので厳しい登山でした。
が、山頂からは驚くべき光景が!
眼下に見える斜里町の耕作地が一面に広がっていました。
雲に隠れていますが、街の先にはオホーツク海。
晴れていれば「これぞ北海道!」と言わんばかりの平野が360度広がっていたそうです。
すれ違った人の中には
「ちょうど山頂で雲が流れた瞬間に国後島が見えたぞ!」
と教えてくれた方も。
北方領土の一つである国後島は、恐らく山に限ると羅臼岳・斜里岳からしか見ることのできない島。
山の天候は気まぐれ、そしてタイミングだと改めて実感しました。
斜里岳を下りた私は、今回最後の目的地である阿寒岳(標高1,499m)へ向かったのですが・・・
この時、北海道には台風が接近しており、翌日には風速30mの風が吹くと予想されていたため、その日の登山をやむなく断念。
飛行機の便を1日遅らせて、初の登山による延泊を決行しました!
ただ、延泊を行ったおかげで改めて登山を決行した日は、この上ない快晴に恵まれることに。
(阿寒岳の火口です)
阿寒岳は現在も噴煙を上げる活火山で、山頂付近は硫化水素の臭いが充満していたため、長時間滞在は禁止されていました。
そして、この山行のベストショットがコチラ!
合成ではありません。
実際にこの足で山頂に立って撮ったモノです。
今にも吸い込まれていきそうな噴火口。奥に広がるのはマリモで有名な阿寒湖と、もう一つの阿寒岳である雄阿寒岳。
地球に存在する水・土・石・草、すべてが揃った一枚です。
噴煙をあげている火口の様子を見ると、地球が生きていることを実感することができました。
ちなみにこんな快晴でしたが、緯度が高く風も吹いていたため体感気温は10度前後。
靴ヒモも締められないくらい寒かったです。
あまりの寒さに耐えられず、スピード下山した先に待っていたのは・・・
オンネトーと呼ばれる真っ青な湖。
阿寒湖付近の観光スポットの一つで、一般のお客さんも何人かいらっしゃいました。
キャンプ場も併設されていたため、いずれテント泊をして湖を眺めながらゆっくりとした1日を過ごしてみたいですね。
4泊5日で3つの山を制覇し、登頂した日本百名山の数は半分の50を超え52に。
北海道にはまだ5つの百名山が残っているため、今後も何回か来なければいけませんね。
日本百名山チャレンジ。
半分を超えましたが、まだまだ挑戦は続きます!
日本百名山制覇まであと48座
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