見ず知らずの3人
こんにちは。
POOLDUCKの佐久間律です。
春期休暇中、私は一人で鹿児島県に行ってきました。
目的はもちろんこちら。
キレイな円錐型ですね!
別名「薩摩富士」とも呼ばれる開聞岳(標高924m)です。
開聞岳は薩摩半島の先端に位置する山で、深田久弥が定めた日本百名山の中では筑波山に次ぐ標高の低さを誇ります。
このキレイな円錐型の山と眼下に広がる鹿児島湾を望むべく、一人鹿児島の地に降り立ったわけです。
ただ、写真を見てわかる通り、当日の天気は曇り。
少し望んでいたモノとは違う風景になってしまいましたが、霞みがかった様相がまた良い雰囲気を出してくれました。
最初はこのような樹林帯から始まり・・・
半分を過ぎた辺りから突然このような景色が。
向かいにうっすらと大隅半島が見えました。
また標高を上げると・・・
ガラリと風景が変わりましたね。
実はこの開聞岳、山の形が円錐型になっていることから、山の斜面をグルリと一周渦を巻くように登っていくのです。
そのため、見える景色が場所によって全く変わるという不思議な現象が起きます。
飽きが来ないので、絶景が見える度に立ち止まってしまいました。
上の写真の景色を眺めていると、後ろから軽快な足取りで一人の青年が。
彼は静岡出身で会社に5連休をもらって鹿児島にやってきたそうです。
大阪まで新幹線で移動し、船で鹿児島港へ渡り、薩摩半島の先端までは自転車を飛ばしてくるというストイックさ!
「スゴイ旅してますね。」
と、感心してしまいました。
そんな彼と景色を見ながら談笑していると、次にやってきたのは石川県出身の67歳男性。
この方は67歳とは思えない元気さで、なんと石川県からキャンピングカーで薩摩半島へやってきたそうです。
「またスゴイ旅してますねー!」
と、二人で驚きました。
そこから、ここで出会ったのも何かの縁だということで、3人で山頂を目指すことに。
静岡出身で、鹿児島港から自転車を飛ばしてきた青年。
石川出身で、キャンピングカーをひたすら走らせやってきた67歳男性。
東京出身で、1日で登れるのにザックがパンパンの塾講師。
明らかに変なパーティでしたが、他愛のない話で盛り上がりました。
山頂からの景色も素晴らしかったです。
その土地で出会った人と山に登る。
初めての経験でしたが、大変印象深い登山となりました。
地方に行ったからこそできた登山だったと思います。
次回のブログでは、鹿児島旅行記パート2ということで、その地で出会った子どもたちの話をします。
春期講習中なのでいつになるかわかりませんが、更新をお待ちください!
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