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中川 智徳

小さな先生

ブログをご覧のみなさん、こんにちは。
中川です。


先日、中学受験の小6クラスで月の満ち欠けを教えました。

月は満月から欠けるにつれ、月の出の時刻が遅くなっていきます。
大昔の人はそれに気づいていて、満月以降の月を
「立待月」(出るまで立って待てるほどの月)、
「居待月」(座って待っていないと疲れるほど遅く出る月)、
「寝待月」(寝ながら待つほどなかなか出てこない月)、
というように命名し、月の出がだんだん遅くなっているのを
名前に表していた、というような話をしました。

そのとき、僕が
「満月を昔は望月(もちづき)って言ったんだよ。」
と教えたところ、ある生徒が
「うさぎがもちをつくから“もちづき”なの?」
と聞いてきました。

なるほど!と思い、気になったので調べてみると、
餅つきが語源になったと言えるのかは分かりませんが、
昔の人もうさぎの餅つきと望月を連想していたそうです。
僕は望月という言葉は知っていましたが、
今まで餅つきと関連させて考えたことはありませんでした。

こちらから一方的に教えるばかりではなく、
生徒から僕らが気づかされることもあるんだなぁ、と、
深く実感しました。

“先生”、ありがとうございました!

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